ルート66 04/03/25 その2
44頁 ニュー・メキシコ州地図
 プエブロの遺跡(2)  

次に少し登る感じで、岩壁に掘ってある住居を見に行きました。


ところどころ、梯子がつけてあって、子供も大人も楽しんで上っていました。
覗いてみましたが、案外住み心地良さそうです。
観光客が歩くところで危険なところには、手すりが付けてあって、歩きよくなっていました



岩壁の下にも住居跡があり、かなり大人数で暮していたことが分かります。
ここを訪れた日は、気候が温暖で実に気持ちよく、平和な生活があったのだろうと思えました。


これで見学を終える人もあるのですが、更に奥に1905年にできたというセレモニーの穴があるという。
疲れていましたが、折角だから見に行くことにしました。
片道1kmぐらいだったか記憶が定かではないのですが、歩いているときは気持ちよく
やっぱり来てよかったとか思っていました。
ところが、セレモニーの穴というのは、とんでもない高いところにあって、
しかも急な壁に貼りついた梯子を上っていくのです。

思わず、「うそーーっ!」と叫んでしましました。私は高所恐怖症。

でも、でも、小さな子供まで上っていくのですから、やめるわけにはいきません。


いかに大変だったか、この画像から
感じていただきたいですね。



登りきったところは穴になっていて、そこに上のような遺跡がありました。
この穴にも降りられるようになっていましたが、私はパス。
上りより下りのほうがずっと怖い!そのことで頭が一杯!とにかく自力で降りるしかありません。


下を見ると、足が震えます。
でも、頑張るしかない!
おそるおそる降りて行くと、
アメリカ人男性から”Well done!”と
声がかかりました。
私は涼しい顔で、”Thank you!”


翌日から筋肉痛になりました。

ビジター・センターの隣のショップで
ナバホの人形とタオス・プエブロの語り部の形をした
蝋燭を買って、見学を終えました。

これからアルバカーキーに向かうのですが、いったんサンタ・フェに戻らなければなりません。
サンタ・フェの町中のルート66がトレースしてなかったので、再挑戦してみたのですが、
一方通行で道を見失い、納得のいく結果は得られませんでした。


サンタフェには、有名なスキー場があります。肉眼でもはっきりとゲレンデが見えました。

途中、遅い昼食としてハンバーガーを食べたのですが、パンがカリカリでとても美味!
これでお腹が一杯になり、結局この日は夕食抜きにしました。

左はアルバカーキーに向かう途中で見た
富士山のような山です。

近くまで行ってみたいと車を走らせたのですが、
行けども行けどもーーー。

写真撮影だけで満足することにしました。

それからインターステート40に再会し、
しばらくインターステート40を走りました。
248番出口で降りると緑が一杯。
目が覚めるようでした。

『National Scenic By Way』のマークのついた、美しいけれどそれ程でもない道経てアルバカーキーに着きました。
ここでも新しいルート66と古いルート66に分かれていました。
一応市内の通り抜けを古い道でトレースして、リオ・グランデを渡りました。
これが有名なリオ・グランデ!と感激ひとしお。明日、ゆっくりリオ・グランデを見たい!と思いました。
市内にはセントラル通りという大きな通りがあって、これが新ルート66。
こちらにHISTORICの標識がありました。
この沿線にはモーテルがたくさんあるので、そのうちの1軒にチェック・インして、今日の日程はお終いです。

アルバカーキーは、R66が街のド真ん中を走っており、
現在ではセントラルAvという名前に変わっていますが、
今でもメインストリートとして、多くのR66関連の建物が
現代風にアレンジされて賑わっている街です。

そのセントラルAvとI−40が合流する場所が
ちょうど中心街から9マイルの地点で
その場所を「9マイル・ヒル」と称して紹介していたのです。

アルバカーキーはまわりをグルリと山に囲まれた盆地で、
I−40は西からくるとアルバカーキーに
坂を下るような感じで貫いているのです。
ですから、
前述した「9マイル・ヒル」からアルバカーキーの
街を見れば、盆地の条件も幸いして、
まるで夜の海を夜光虫が漂っているような
まさに「光る海」に見えるわけです。
その本の中でもアメリカの夜景の中でも
ここは一番印象に残った、と記されていたのです。

マンハッタンやシカゴの摩天楼の夜景より
素晴らしい夜景が
どうして人口20万足らずの街で見えるのか!
これは見てみたいと思ったのが、きっかけでした。
実際行くと、それは本当に素晴らしいものでした。
マンハッタンのブルックリン橋から歩いて
摩天楼を見たときも感動しましたが、
それ以上でした。

高層建築がないアルバカーキーに夜景?と
思ったのですが、街の街路灯、家々の灯り、
様々な小さな灯りが、お椀のふちから眺めるように、
ほぼ360度広がっているのです。
まさに「光る海」でした。

アルバカーキーの
「9マイル・ヒル」に向かう坂を車内から
車内のミラーに映ったアルバカーキーの夜景
現セントラルアベニュー(旧R66)から東向きに

           談 スカイハーバー

宿泊地 Albuquerque
モテル ECONOLODGE OLD TOWN
宿泊費 49.82$(簡単な朝付き)
税金 不明
その他 値段が安くて、その割にはよかったという印象。



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