ルート66 03/05/02 その1
19頁 カンサス州地図
カンサス州のルート66はたった18km

  ルート66を旅しているとき、よく見かけたのが
左の画像の給水塔。
どこの町でも、町の名前が書いてあります。
ガレナでは泊まったモーテルの目の前にありました。
いったん水をくみ上げて、落とすエネルギーで
各家に給水するというもの。
日本でも同じことをしているそうですが、
こんな形の給水塔は見たことがありません。

ガレナで泊まったモーテルに朝食はついていません。
それでガソリンスタンドのコンビニに食べに行きました。

サンドウィッチを選び、セルフ・サービスで暖め
自分の選んだサイズの紙コップで、飲み物を
これまたセルフ・サービスします。
なかなか面白かったです。

ガレナは、鉱山の町として栄えて、大事故があったともいう話なので、あちこち車を走らせているうち、
ガレナ歴史博物館の開館時間の10時になりました。
ガレナ歴史博物館は、鉄道の駅舎を移築して作ったもの。 向かって右隣に列車もありました。


学芸員さんは、とてもやさしい方で、100年前にできたコインの分類機の実演などして下さいました。
私は、なんと言っても刺繍や衣装に関心があります。
その旨お話すると、オールド・ファッションの衣装を持って来て下さいました。

色々興味深い展示品があったのですが、何と言っても気に入ったのが、
下の左側のポスターです。
ジェシーとフランクのジェイムス兄弟も負けそうな、ダルトン兄弟(この時までしりませんでした)の
本物のポスターです。『WANTED DEAD OR ALIVE』とは書いてはなかったけれど、気に入りました。
当時の5000$って、いったい今のいくらの価値があったのでしょうね。


ガレナが鉱山で栄えたといっても、働く人々には苦難の日々だったそうです。
当時の写真を撮影させて頂きました。
こちらをご覧下さい。

 
笑顔が素敵な学芸員さん

ガレナ歴史博物館を後にして、3マイルほど進むとリバートンに着きました。
ここには、カンサスのルート66グッズが買えるお店『アイスラー・ブラザーズ』があるという。
そのお店は簡単に見つかり、近くにアンティークのお店もあったので、少し時間を潰しました。
『アイスラー・ブラザーズ』のお店で買った品が、他ではもっと安かったので
少し気分が悪かったのですが、旅行とはそんなものです。

そういうことを気にしていたら、お土産は買えません。


この美しい橋は、レインボーブリッジと言います。
もちろんルート66のために作られた橋ですが、今は車での通行は禁止されていて、
この橋のすぐ近くに迂回路が作ってあります。
1926年から1960年まで使われた橋で、1994年に修理・復元されたそうです。
橋の撮影のために、車を降りると、可愛い花が咲いていました。



お天気がよくて、気持ちよく車を走らせるとオクラホマ州との境の町バクスター・スプリングスに着きました。
ここにも歴史博物館があります。
ちょっと覗いたアンティーク・ショップで聞くと、多分お昼だから閉まっているよ、と言われました。
それでも行ってみると、ラッキー!開いていました。
中には、年配のご夫婦らしきお二人がいて、優しく迎えて下さいました。
入り口に支払いをするカウンターがあったので、支払いしようとしたのですが、できません。
そのカウンターは展示品で入館料は無料でした。
ちょっと嬉しい!

この博物館は、展示品も多く、なかなかのものなのですが、お客さんが他に誰もいません。
ガレナ歴史博物館も、あまりお客さんが多いとは思えませんでした。
それでも、貴重な資料を保持して、公開しているのに感動しました。

ここでの一押しの展示品は、第二次世界大戦の終戦当時の新聞です。
真珠湾攻撃の話とか、日本が降伏したとかーーー。もちろん写真に撮らせて頂きました。
ぜひご覧ください。

他に、故ケネディ大統領夫人の故ジャクリーンさんが一世を風靡したジャクリーン・スタイルの復元、
素敵は刺繍、美しいアメリカ先住民のビース刺繍など、時間が許せばゆっくりしたかったのですが、
後ろ髪を引かれる思いで、博物館を出ました。

これでカンサス州とお別れです。
カンサス州のルート66は、500mごとにルート66のマークがペイントしてあると本で読んだのですが、
残念なことにもう消えてしまったのか、一つも見つかりませんでした。



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