ルート66 03/04/29 その2
6頁 イリノイ州地図
マウントオリーブからスタントン

下の左側の画像ですが、車道の脇に、細い舗装道路が延々と続くのに何度も出会いました。
きっとこれが最初に作られたルート66なのだろうと勝手に思っています。

左の旗に、ちょっと見えにくいのですが、
[Get your kicks on ROUTE 66. Mt. Olive]書いてありますね。
マウントオリーブには、SHELLの看板のある古いガス・ステーションがあります。
これを見たあと、道を間違えて、またここに戻って来たりしました。


スタントンにも古いガスステーショんがあるとのこと。
ここは、今はギフトショップになっていて、女性店主さんはルート66の情報を下さるとのことだったのですが、
道に迷って、大幅に時間をロスしたので、お店の写真を撮るだけにしました。
しかし、今もパスしたことを残念に思います。 どんな方か、会ってみたかった!

パスしてしまった、ギフトショップ

もうすぐミシシッピ川。ミシシッピ川を越えると、セントルイスです。
セントルイスだということは、イリノイ州とお別れで、ミズーリ州に入るということです。
少しワクワクしながら、車を走らせていると、面白いものが目に入りました。
石油をくみ上げているんですね。自分の土地から石油が出れば、ラッキー!
映画のワン・シーンのようでした。


ミシシッピ川

いよいよ、懐かしいミシシッピ川です。
2001年から2002年にかけて、年末年始にアメリカ南部を同じようにドライブ旅行しました。
そのときは、ミシシッピ川を旅したような感じでいつも一緒でした。
だから、お久しぶり!と挨拶したい気持ちです。

セントルイスに入るためにミシシッピ川にかけられた
橋は何本かありますが、私たちは間違って、
一番上流の橋、つまりインターステート70を通って
ミシシッピ川を渡ってしまいました。
間違いに気が付いて自分たちが今いる地点を
確かめるためにデニーズに入って一服し、
ガソリンも満タンにし、心を落ちつけました。
時計は午後4時を回っています。
戻る途中に橋の上から 撮影したのが左の写真です。

この橋はチェイン・オブ・ロックス橋と言って、
1929年に開通し、1968年に閉鎖されたものです。
しかし、歩いて渡ることはできるとか。
インターステート70の橋より下流にあるこの橋は
ぜひ行かなければなりません。
インターステートから見るチェイン・オブ・ロックス橋

かつては、アメリカのメインストリートの一端を担っていた橋は、 今は歩いての通過は可能になっていますが、
橋のたもとに、「車上狙いがいるから、気をつけろ!」という市当局が作った看板がありました。
セントルイスは、危険地域もある都市だと聞いていたので少し緊張しました。
歩いて橋を渡ろうと思っていると、橋の上に3人の人影。他には人っ子一人いません。

高校生がゆっくりと橋を渡って遊んでいるという感じです。 緊張しました。相手は3人、こちらは2人。
近づいて来て分かったのですが、一人は母親のようでした。
それで少しほっとして、彼らが通り過ぎてから車から出て、橋の上を歩きました。
歩きながらも、彼らが戻って来るのではと心配し、車の方をちらちら見ていました。

戻って来た!と気が付いたので、走って車に戻り、すぐに車を発進しました。
考えようによっては、その人たちに対してとても失礼な話ですが、 気をつけるに越したことはありません。

 
この先にチェイン・オブ・ロックス橋が   チェイン・オブ・ロックス橋は車は入れない!

右は、カリフォルニア・ルート66博物館
(ビクター・ビル)所蔵の
チェイン・オブ・ロックス橋の絵。
reproduction of pen &ink drawing by Bob Waldmire
と下の方に書いてあります。
チェイン・オブ・ロックス橋がもっと先の方で
折れ曲がっていたかどうか、確認しませんでした。

この絵はルート66マガジン1996年冬号の
表紙になりました。

作者はルート66を記録し続ける
ボブ・ウォルドマイヤーです。
Chain of Rocksを含むセントルイスのルート66は
度重なる路線の改良に伴うルートの変更で
解りにくい場所の一つです。
Chain of Rocks Bridgeがルート66として
使われる様になったのが 1936年の事で
1950年代には再び路線の変更が行われました。
このいきさつはルート66マガジン1996年秋号に
掲載されています。  談 山本 喜一
 

とにかくミシシッピ川を渡らなければならないので、
チェイン・オブ・ロックス橋より更に下流のヴェニスという
地点にある有料橋を渡ろうと思い、行ってみました。

ところが、この橋は閉鎖になっていました。


では、どうするか?
更に下流にインターステート55と70が合流した
橋があるので、それで渡ることにしました。

これで、イリノイ州とお別れです。



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