ルート66 04/03/23 その3
39頁 ニュー・メキシコ州地図
ビリー・ザ・キッド博物館  


フォート・サムナーにあるビリー・ザ・キッド博物館。
キッド関係の資料だけでなく、古い車、ガン、農耕具等非常に充実した博物館です。
最初、なんとなくふざけた感じを持っていたのですが、とんでもない!非常に見応えがありました。

キッドのお墓のレプリカもあるんですよ。
キッドに関する資料は、別ページに展示しましたのでご覧下さい。

ビリー・ザ・キッドについて今知っていることを書いておきます。
本名は、ウイリアム・ボニー。
ニュー・ヨークで生まれて、この地に流れてきて21歳で親友のパット・ギャレット保安官に射殺されました。
21歳で死ぬまでに21人の人を殺したそうです。
アメリカ映画『ヤング・ガン』を見ましょう。

もう一つ、『オールド・フォート・サムナー博物館』があります。
ここには、ビリー・ザ・キッドの本物のお墓があります。


『オールド・フォート・サムナー博物館』の裏手にある、檻の中のビリー・ザ・キッドのお墓。
(博物館は有料ですが、お墓は無料で見られます。)
友人と共に埋葬されています。削られたり、盗まれたりと受難の末、この地に戻ったそうです。

飾ってある花は、造花です。
上の右側の写真を見ていただくと向かって右側が削られていますね。
キッドの墓石のかけら欲しさにこんなことをする人がいるので、この墓石は檻の中に入ることになりました。

観光客も多いです。


博物館の前でぼんやりしていたら、パトカーがやってきました。
見ると、短パンにT−シャツというスタイルの男性とその奥さん幼い子供が降りてきました。
えっ、これって公私混同じゃないか?と訝しげにみていると、その男性が声をかけてきました。
「この車はあなたの車ですか?」と聞いてみると、
「そうです。私は警察官です。今日は家族とこの博物館を見に来ました。」
公私混同じゃないですかとは言えず、「車の写真を撮ってもいいですか?」

シェリフと警察官とどう違うのですかと、帰国してから知人のアメリカ人に聞いたところ、
多分、地方の小さな町では、シェリフと呼ばれる警察官がいるんだと思うという答がありました。


 フォート・サムナーは、先住民ナバホとアパッチが
囚人としてこの地に送られてきた、いわば刑務所です。

歩いて来ることを余儀なくされた彼らは、
フォート・サムナーに着く前に
多く亡くなり、またこの地でも多く亡くなりました。
約5年後、彼らは解放されて
生まれ育った地に戻ったそうです。

フォート・サムナーの建物は、
洪水で流されて今は何も残っていません。
モニュメントはあるのですが、
火曜日は残念ことに入れませんでした。

フォート・サムナーの様子を示す貴重な写真が『オールド・フォート・サムナー博物館』にあります。
こちらをご覧下さい。

サンタ・ローザに帰る途中、空が暗くなり
気が付いたら左の写真のような雲が
空を覆いました。

竜巻でもおこるのではないかと心配したのですが、
無事に済みました。

サンタ・ローザに戻って、ラ・クィンタという高級そうに見えるホテルに泊まりました。
部屋が広いし、新しいし、ホテル全体にヤルキが感じられました。
でも、床がギシギシして安普請のようにも思えましたが、これで69$+税は安い!


スパがあるというので、フロントの人に案内してもらって見に行きました。
直径3mぐらいの小さな温泉がプールの隣にありました。あっ、これ!とか思っていると、
「熱い!」という日本語が聞こえてきました。
振り返ると、アメリカ人の父息子の2人がいて、お父さんが湯加減をみて発っした言葉でした。
「日本語話せるのですか?」と聞くと、「少し。」とまた日本語で答が返ってきました。
良く聞くと、昔茅ヶ崎に住んでいて英語の先生をしていたとのこと。
息子さん(成人)は、ケンゾーと言う名前だとのこと。
カリフォルニアから1日で750マイル飛ばしてきたけれど、疲れたからここでゆっくりするんだと話していました。
日本はとても良いところで、日本が大好きだと言っていただいて、嬉しく思いました。


先ほどのフロントの人が、「朝食は素晴らしいですよ。ワッフルが出ます。」と言っていました。
これは、期待が持てそう!またまた嬉しくなりました。


夕食前にスーパーに行って、苺とクランベリージュースとビン詰めのサルサを買いました。
サルサを買おうとあれこれ見ていたとき、親切な人が近寄ってきて、
「このソースが美味しいですよ。」と薦めて下さったのですが、それはサルサではありません。

「サルサが買いたいのです。」はっきり言ったのですが、その人は更に熱心し薦めて、
行きかけて、またじっと見ています。

その人がいなくなるのを待って、サルサを買ったのですが、今思えば両方買えば良かった!
美味しかったかもしれないと今になって残念に思っています。
苺は大きくて、見るからに美味しそうだったのですが、
全然美味しくなくて、食べ物を捨てることはしない私ですが、この苺ばかりは、捨てることになりました。

夕食は、町の大衆レストランで同行者はステーキ、私は軽めのメキシカンを食べて、1日を終えました。

宿泊地 Santa Rosa
ホテル La Quinta
宿泊費 69.99$(期待ほどではなかったけれど、朝食付き)
税金 +7.93$
その他 今までのモテルと違って、高層ホテル。でも部屋の前に壁があって、眺望ゼロ。
洗濯機があったので、2回目の洗濯をしました。



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