壁紙は始点付近のミシガン湖
ルート66あれこれ
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ルート66とは?
2000年のGWに、グランド・キャニオンを含む、いわゆるグラウンド・サークルと呼ばれる
道をドライブしたとき、カリフォルニア州でルート66の標識のある道を走りました。
当時、私はルート66は、廃道になったと思いこんでいたので、非常に驚きました。
まだ、生きていたんだ!という感激です。

アメリカに自動車時代が訪れた1926年に、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州LAを結ぶ
大幹線道路が建設されました。これがルート66です。
文字通りアメリカのメインストリートとして人々に愛されたルート66も、
更に高速運転可能でかつ大量輸送のできる道が必要になった1985年にその役目を終えて、
地図の上からもその名前が消えました。

日本でも、旧東海道や中山道を楽しみながら歩く人があるのですが、
アメリカでもこの古い道を愛し、ドライブする人たちがあるのですね。
ルート66の名称は、既になくなっていますが、『歴史の道』として、今も標識が出ています。

ルート66を愛する人々によって、今も守られているルート66は、全線で4000kmあります。
一度で走破することは無理なので、2003年にシカゴからオクラホマ・シティまで、2004年に残りの部分を走りました。
正確に言えば、2004年は、セント・ルイスからスタートしたので、
セント・ルイスからオクラホマ・シティまでは、2度走ったことになります。

「全線走破したときは、どのような感慨があるでしょうか。
今は、まだ中途半端な気持です。
と2003年の走行を終えたときに思いました。

全線走破した今、どっしりとした充実感があります。いつまでもこの経験を忘れないために、記録に残しておきます。
この先ルート66を走ってみようと思われる方のお役に立てば幸いです。

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ルート66の全線地図


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どうやって旧道を見つけたか?
4000kmにも及ぶ長い道のりで、しかも地図の上にはもう存在しないルート66をどうやって見つけたか?
それは、それほど簡単ではありませんでした。
まず、日本の本屋さんで各州の地図を買いました。各600円ぐらいだったと思います。
アメリカに行ってから本屋さんに行けば、もっと安かったし、
州境を越えたところにあるビジター・センターに行けばほとんどの州で無料でもらえました。
でも、どうなるか心配だったので、日本で買い揃えて出発しました。
ビジター・センターで貰った小冊子やお土産物屋さんで買った案内本も役にたちました。

それと、インターネットでアメリカのサイト、例えばオクラホマ州なら
http://www.historic66.com/oklahoma/ に詳しい案内があるので、
それを印刷してファイルに綴じて持っていきました。B4でざっと90枚です。
例えばオクラホマ・シティ(の通り抜けの案内は次のようです。観光スポットも書いてあります。

Oklahoma City



イラスト・マップ



follow Kelly Av.(for about 5 miles)
enter I-44 Westbound
exit (almost immediately) at the Lincoln Blvd. overpass
follow Lincoln south to 23th St.,turn right site:
    ・state capital
right onto May Av.
after crossing 36th St., use left lane
enter I-44 Westbound
exit for SR66 (War Acres/Bethany)
→one can avoid the I-44 sections by using the roads as indeicated on the map

HISTORICの標識が、とても役に立ちました。
道を間違えていないか心配しているとき、この標識に出会えると、ホッとしたものです。
この標識は、各州のルート66協会といった団体がつけているんだと聞きました。
しかし、HISTORICの標識と上記ウェブサイトの案内に食い違いがあり、迷うこともしばしばでした。
ルート66は、何度も作り変えられたので、何本もあるところもあり、町中の通り抜けは、
一方通行道路ができて通れなかったりで、どちらかが間違いだとかいう問題ではないと思いました。

あと役にたったのが磁石。常に、現在どっちの方向に向いているか、地図と磁石で確認しながら進みました。



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